まだ採用してる？社内雇用よりも副業フリーランスへ外注する方が圧倒的に生産性が高い理由！

近年、リモートワークの導入や働き方の多様性を背景にフリーランスとして働く人材が増えてきました。それに伴って企業側もフリーランスを人材活用の手段の一つとして捉えてるようになっています。しかし、フリーランスという働き方が広まったのはここ数年のこと。そのため、フリーランスへ委託することに不安や抵抗を感じている採用担当者の方もいるかもしれません。
本記事では、採用担当者が新たに社内雇用をするよりもフリーランスへ外注する方が生産性が高い理由やフリーランスを採用することのメリット・注意点について触れていきます。

企業が副業フリーランスへ外注をすべき理由

まず、フリーランスに外注することを検討する前にフリーランスに外注をすべき理由について先に解説していきます。企業がフリーランスに一部の業務を外注すべき理由は労働を取り巻く環境の変化によるものが大きな原因となっています。
具体的には労働人口の減少や働き方や組織のあり方の変化などが理由としてあげられるでしょう。ここではそれぞれの要因についてもう少し詳しく説明していきたいと思います。

労働人口の減少

少子高齢化が進む日本の社会では働き盛りの年代である20代から40代の世代の人口が減少傾向にあります。そのため優秀な人材確保はもちろん、人手不足に悩む企業は今後も益々増加していくことでしょう。
従来であれば正社員として必要な人材を確保し、会社を回していくのが当たり前でしたが、人口減少に伴って適切な人材を確保することが困難になってきているのです。よって特定の業務を得意とする社外の人材に外注するというスタイルが今後一層、増えていくことでしょう。

働き方の変化・多様型組織化

働き方改革やコロナ禍を踏まえて、私たちの働く環境や働き方そのものも大きく変わりました。働き方改革について言えば、残業時間の上限の設定、有給休暇の最低取得日数の規制などが行われるようになり、仕事が終わらなければ残業や休日出勤で補うという考えは持てなくなりました。そのため、社員が行う業務を絞り込み、それ以外は外注するという流れが今後は更に加速することが予測されます。外注を行うのは他の企業に依頼することも可能ですが、フリーランスに依頼した方が大きなメリットを享受できるでしょう。

企業がフリーランスに外注するメリット

では実際に企業がフリーランスに外注するメリットについて見ていきましょう。外部に委託するだけであれば、業務の一部を他の企業に委託するということも考えられますが、フリーランスに外注する方がよりメリットがあると言えます。

今回ご紹介するフリーランスに外注することによるメリットは以下の通りです。

• コストカットできる
• 即戦力を確保できる
• 一時的な人材活用ができる

では具体的に一つ一つ見ていきましょう。

コストカットできる

従業員を雇うとなると、採用するというだけでもエージェントを活用したり、面接を行ったりするのにコストがかかります。また、無事採用したあとでも、雇用保険や健康保険などを企業側は支払う必要があり、一人の人材を社内で確保するということは非常にコストがかかることでもあります。
しかし、フリーランスに外注するとなれば、支払う費用は成果物に対しての対価のみであり、コストは大幅に削減することができます。費用はもちろん、時間という大切なリソースも確保することができるのでフリーランスに外注することは十分にメリットがあると言えるでしょう。

即戦力を確保できる

フリーランスに外注すれば即戦力を確保できるというのもメリットです。フリーランスとして活躍している人はすでにスキルを持っている人材ばかり。そのため、緊急時や急ぎの場合でも専門性の高い即戦力を確保できるのです。

実際に多くの企業がフリーランス人材を雇用して得られた効果は「必要な技術・ノウハウや人材の補完」と回答しています。（出典：経済産業省アンケート）
育成コストがかからず、欲しい技術やノウハウをスポットで依頼できるというのは効率的だと言えるでしょう。

一時的な人材活用ができる

フリーランスへ外注すれば、一時的な人材活用ができるのも大きなメリットです。雇用する概念がないということは解雇するということもありません。つまり、様々なフリーランスと業務を行うことが可能です。極端に言えば、相性が悪いのであれば、業務委託を終了させることができるのです。

また一時的な人材活用という観点で言えば、突発的な業務が発生したときのみにもヘルプを出せるというのもメリットと言えるでしょう。社内で人手が一時的に不足した場合などにも案件単位で依頼ができるフリーランスに外注することが可能です。スポットで外注できる点もフリーランスに依頼するメリットの一つと言えるでしょう。

企業がフリーランスに外注するデメリット

フリーランスに外注することによるデメリットもいくつかあります。とはいえ、このデメリットは対策方法さえ理解していれば、メリットに変えることができます。ここでしっかりデメリットの内容とその理由を把握して、フリーランスをうまく活用できるようにしておきましょう。

企業がフリーランスに外注するデメリットは以下の通りです。

• 良い人材を見つけるのに時間がかかる
• コミュニケーションコストがかかる
• 継続的に依頼できない場合がある

良い人材を見つけるのに時間がかかる

フリーランスに外注する場合、エージェントやクラウドソーシングサイトなどを利用して人材を見つけてくることになります。年々、フリーランスや副業で活躍する人数が増えてきているため、たくさんいる人の中から依頼したい業務・プロジェクトに対して期待通りのアウトプットを出せる人材に巡り合うのが難しい可能性があります。

もちろん、エージェントやクラウドソーシングサイト、ポートフォリオなどで実績を確認することは可能です。しかし直接面接を行うことはほとんどないため、成果物が出てくるまで自社にとって良い人材かどうかを見極めるのは難しいというのはデメリットと言えるでしょう。
そこで自社の期待に沿った人材を見つけてくれるようなエージェントや人材紹介サイトを活用することが大切になってきます。

コミュニケーションコストがかかる

フリーランスは即戦力であるとは言えど、会社や案件のことを深く知っているわけではありません。求めているものをきちんと伝えて理解した上で取り組んでもらうには、しっかりとコミュニケーションを取っていく必要があります。

特に初めは企業の期待値とフリーランスが出してくるアウトプットに乖離が生じてしまうこともあり得ます。近年増えているリモートワークではミスリードなく円滑にコミュニケーションを取りつつ、信頼関係も構築していくことが非常に重要と言えるでしょう。

継続的に依頼できない場合がある

良い人材に巡り逢えたとしても、雇用契約を交わしているわけではないため、何らかの事情でフリーランス側が継続業務を拒否する場合があります。

フリーランス側の事情はそれぞれですが、報酬や業務内容に満足できなかったり、他の案件を抱えていたりする場合は次回以降の依頼を受け入れてくれない可能性も。

その度にまた新たなフリーランスを探しにいくとなれば、コストがかかり非効率になる場合もあり得るでしょう。

そのような事態を避けるためにもフリーランス側の要望や満足度を聞き出し、継続依頼を引き受けてくれるようにすり合わせを定期的に行うことが大切です。

フリーランスに外注して成功させるポイント

フリーランスに外注を依頼して成功させるにはポイントがあります。いくらメリットがたくさんあるからと言って、闇雲に依頼をしていては逆にコストがかかってしまう可能性があります。質の高いフリーランスを効率的に活用するためにも、成功するためのポイントを抑えておきましょう。

• 良好な関係を築く

優秀な人材を見つけるためには時間がある程度かかってしまいます。またせっかく良い人材に出会えたにも関わらず、フリーランス側から継続案件を拒否されてしまうこともあり得るのです。そのため、丁寧かつ敬意を表しながら、スキルの高い人材にはそれに応じた報酬の交渉を行っていくことも企業側の努力と言えます。

• コミュニケーションをこまめに行う

お互いの不安を払拭するためにも、コミュニケーションはこまめに行うようにしましょう認識の齟齬が生じないためにも定期的に連絡を取っていくことは非常に重要です。

依頼している企業側からリードしてコミュニケーションを取っていくことは一つの企業側の努力と言えるでしょう。

• 納期や金額など明確にしておく

いくらフリーランス側が優秀であっても、納期や金額などを依頼前にきっちり合意しておかなければ齟齬が生じ、トラブルになってしまう可能性もあります。

納期についても修正時間を考慮して余裕を持った納期設定を行うことも大切です。フリーランス側の都合で納期調整を依頼されることもあるため、マージンを持った日にちで設定することも大切です。

まとめ

今回は採用担当者の方向けに社内雇用よりもフリーランスへ外注する方が生産性が上がるという理由についてご紹介しました。今回のポイントは働き方や取り巻く環境が変わった現代においては、フリーランスに外注を行う方が効率的であり、かつあらゆるコストをカットできるという点です。

一方で闇雲にフリーランスを探すということはおすすめはできません。良い人材と出会うためにはフリーランス側と綿密なコミュニケーションを取ったり、良好な関係を築いたりと企業側の努力が必要です。

また、良い人材を確保するにあたっては社内のニーズを理解しマッチングを行ってくれるようなエージェントやサイトを利用することをおすすめします。

近年、様々なエージェントやクラウドソーシングサイトが増えてきていますが、自社のニーズに合ったサービスを利用することが大切です。